満開の桜の下を走る 「びわこ周遊さくら」号
1983. 4. 9 東海道本線 山崎→神足 |
今も昔も桜の時期になるとそわそわしてくる。 行動範囲があまり広くなかった当時、この時期の楽しみは、東海道、北陸、湖西線と琵琶湖を一周する、「びわこ周遊さくら」号だった。 前年までは、普通に走行写真を撮影していたのだが、この年の目標は山崎〜神足間の工場沿いにある桜並木と絡めて撮影することだった。 当時の記憶が曖昧だがケツウチで撮影しているので、前からだと何か障害物があったのかもしれない。ともかく満開の桜の下、「びわこ周遊さくら」号は駆け抜けていった。 画面右側にこっそり写っている車輌も485系で、先頭車はボンネット。 同時に撮影していたモノクロフィルムには、ボンネット同士の並びが写しこまれている。 その485系、先日後継車輌が金沢に回送され、いよいよ先が見えてきた。 悔いの残らないよう最後の姿を見届けたいものである。 |